ENHYPEN初のコンサート、そしてワールドツアー、スタート開催地となる韓国・ソウル公演2Daysに参加してきました。感想と備忘録。
会場:SKハンドボール競技場(オリンピック公園)
いろんなアイドルがコンサートしている会場ですね。紫の5号線「オリンピック公園」駅下車、駅からの動線がもうイベント専用のものとして作られているので、降り立った瞬間からテンションが上がる良い会場だなと思いました。
9月17、18日は同日で向かいのKSPO DOME(収容人数約15000人らしい、こちらは5000人ほど)でStray Kidsもコンサートを開催していたので、両方のファンが入り混じってお祭りのようでした。
スキズと本当に会場が真隣。 pic.twitter.com/RlfxzMCIQG
— 菜子 (@07250226no) 2022年9月17日
開場・入場まで
会場までには、フォトブース、グッズ販売ブース、ファンクラブ特典引き換えブース、チケット交換ブース、リストバンド引き換えブース、ペンライトセッティングブースが並びます。
●チケット交換
INTERPARKで予約したチケット番号、氏名などの情報と、個人情報証明書(外国人の場合はパスポート)を照合して交換する。問題なければ紙のチケットを渡してもらえる。
●リストバンド引き換え
紙チケット受け取り後にリストバンドをもらう。ここでもチケットとパスポートの照合確認有り。確認後、絶対に手から引き抜けないだろうというレベルできつく結ばれる。他人名義のチケットはそもそも発行できないし、紙チケット発行後に会場内で転売するようなことも出来ないわけですね。システム化が凄いな。(先月行っていたKCON LAでは、2日間同じリストバンドを利用することもあり「お風呂で困らないように緩くまくわね~」とぬるぬる巻きだったのでそれとのギャップに少し笑った。)
●ペンライトセッティング
ENHYPENはコンサート会場で自動連携させるための専用アプリがあるのですが、それとペンライト本体をペアリングするための専用ブースが設置されています。自分でできるような端末が何台も置かれているけど、外国人はスタッフさんが居るレーンに通されてセッティングもお任せでやってくれる。2日目、ブースが開いている時間に間に合わず、自分でアプリでペアリングしようとしたらペンライトが探知認識されずコンサート中自分で色を変えながら対応することになったので、不安な人はセッティングお任せしたほうが良いですね。
●ファンクラブ特典引き換え
チケット、リストバンド引き換え後に向かうとスムーズ。当日の自分のチケットとパスポート、ファンクラブ会員証(Weverseアプリ上提示でOK)を見せて照合、問題なければランダムでトレカを1枚もらえる。当然ながらブース脇でトレカ交換がおこなわれているわけですが、ジョンウォン求むの集いが軽く30~40人ぐらい待機してて度肝を抜かれました。
●整理番号順列形成
1日目は1階スタンディングエリア、2日目は2階スタンド席でした。スタンディングエリアは定時になったら整理番号順に列形成、早い順番から入場が始まります。この整列が、「完全なる整理番号順」で。列形成中の1~2時間ほど何度も何度も自分の番号を確認されるので、ここで横入りや番号ごまかしなども難しすぎるなと。何度もいうけど厳密さを極めたような凄いシステム。
ちなみに、チケッティング時に希望のエリアは選べないのでどこになるかも整理番号も完全なる運です。2日間通して私はスタンド席のほうがはるかにコンサート体験として良いなと感じたので、次回ソウルコンもスタンドに入りたいんだけど、はい選べませんね…。
基本的に万事、自分の名義で取ったチケットでパスポートを所持していれば問題ないなと感じました。それだけにこのシステム化でチケット代行とかどうやってやるんだろう!?
セットリスト
この後に続くアメリカツアー、日本ツアーも全く同じセトリ(日本はおそらく日本曲が入ってくるが)だと思うので、ネタバレしたくない方はお気を付けください。
< ENHYPEN World Tour 'MANIFESTO' in SEOUL >
— ENHYPEN UPDATES (@enhypenupdates) 2022年9月18日
DAY 1: 6PM KST - 8:20PM KST
DAY 2: 5PM KST - 7:45PM KST
ENHYPEN GOES BIG IN SEOUL#EN_WORLDTOUR_MANIFESTO #MANIFESTO_IN_SEOUL_D2 #엔하이픈과_엔진의_마음이_연결된_날 @ENHYPEN_members @ENHYPEN pic.twitter.com/f7i9AOknb9
デビュー曲『Given-Taken』で幕を開けるエモセットリストです。曲順だけ見るとほぼアルバムをデビューから順に並べたような形だけど、この2年という時間を振り返る意味で最大限効果的なセットリストだな~と感心しました。合間合間に演出や曲のムード合わせでアルバムを飛び越えて入ってくる曲たちがまた良かった。ペンミーティングの時も思ったけど、セットリストと演出のセンスは抜群に良いなと信頼している。それぞれの曲の意味や役割を引き出すのが物凄く上手。観た後に大体の曲のことを3割増しで好きになっている。
衣装チェンジは覚えている限りで7回。白タキシード、デニムジャケット、赤いシースルーのガードがゆるいやつ、制服ブレザー、バカギラギラユニフォーム、白てろPRADA、アンコールのツアーTシャツ・パーカ。3曲目ぐらいでもう汗だくなのが分かるので衣装チェンジが大変そうすぎて、衣装変えて出てきただけで大拍手がでる。よ、良くこの短時間で着替えた~👏
ここからは特に演出が好きだった曲の感想。
●Given-Taken
ENHYPENの初ツアー、初コンサートの1曲目なのだからこの曲しかないわけです。イントロ終わりにステージ中央に立った7本の柱(アイドル演出的にこのテンプレなんて言うのかな?エレベーターのように昇降するやつ)からメンバーが登場。ステージ中央で眼光ポーズしてからの‟♪Wake up in day one”から始まる歌い出し。既に泣けてくる。エナプの曲は「Day one(最初の1日、昨日までの自分とは生まれ変わった)」という概念を多用しがちですが、そこが好きです。よくこの曲でデビューしたよ…。
●Drunk-Dazed - One in a Billion - FEVER
ここのパートは全てがずるいと思った。まず、D-Dに入る前のVCRで頭をやられた。薔薇に彩られた庭園で7人だけのお茶会。平和な日常から血の世界に移り変わって、少年たちは吸血鬼になってしまった。長卓の一番遠い場所で向かい合わせに座るヒスン・ジョンウォンがめちゃくちゃ解釈に合ってたのと、G-Tと同じくテーブルの上に立ち上がるヒスンさんがドエモでしたね…。
2022年になってからのENHYPENのクリエイティブがどうにも好みでなくてウーン…と思いながら日々過ごしていたので「まだこんなの作れるんだ!?」と驚くとともに希望が持てました。まだまだカーニバルみたいなのやろうよ…BORDERシリーズの唯一無二感凄かったじゃないですか…。
そもそも「Drunk-Dazed」が一番好きな曲なので、こんなあからさまに会場の熱量にブーストかけようとしてるパートでメインに扱われてとても嬉しい、そしてD-DとFEVERの人気曲の間に挟まれる「One in a Billion」。演出がずるいよ…その薔薇祭壇いつのまにセッティングしたんだよ…食卓や祭壇に乗っかる背徳的演出好きですね。FEVER前のダンスブレイクは動きが凄すぎてよく分かりません。(友人たち誰に見せても「狙いは分かるんだけど、動きの凄さに目を奪われて結果よく分からない」になる。本当にな。)
ここのパートで着ている赤のシースルー肩だし衣装がおそらく一番人気だと思うんだけど、私は終わった後に酒を飲みながらずっと「ヒスンの腹はあんなに安くない、せめてCalvin Kleinの広告仕事を持ってこい」と憤っておりました。推しの身体の軽率な露出ゆるせない😡😡😡
●Attention,Please!
アテプリ大好き。もちろんライブ向きな曲だなというのは分かってたんだけど、やっぱり生で聴くとダイレクトに熱量を上げて会場を盛り上げてくれる曲。その前の薔薇パートとは打って変わってブレザー姿で爽やかにやるのも良い。ここから「Polaroid Love」「Just A Little Bit」へ繋ぐ流れも見事だなと思いました。
●Go Big or Go Home
もあにみょんどここなんだ~!って。基本的に2階スタンド席は着席で見る形で、煽られた時だけ立つんだけど、この曲もその一つでした。メンバーの名前コールはこの曲の間奏が一番楽しいと思う。”♪I need a diamond ring”の時にうっかりスクリーンを見上げて小指投げキッスをダイレクトに摂取すると破壊力が抜群ので、軽率に食らわないほうが良い。
●アンコール
アンコール曲の采配、見事だ…。「ParadoXXX」の‟♪ We back !! haha”なんてよく考えたらアンコールの為にあるもの。その後に続く、最終曲となる「SHOUT OUT」。これってこんなに良い曲だったんだなと、コンサート後にもう延々とリピートしています。 みんなで声を出せるし、ダンスが無いのでメンバーも思いっきり歌えるし。ここの高音パートで楽しそうに幸せそうに歌っていたヒスンさんの顔が忘れられません。
私の好きなミュージシャンの言葉で、「ライブで味わったこの楽しい時間、熱や感動をいつでも思い出して忘れないでいられるように曲があるのかもしれない。」というのがあるんだけど、コンサートやライブを経ると、曲にどんどん思い出が乗っていく。今回聴いた曲、もう全部コンサートに来る前より好きです。セットリストと同じプレイリストを流していると、簡単にあの時間を思い出して、目を閉じてああ楽しかったなとトリップできる。現場って良いですね、コンサートって良いものです。
そのほか感想
ジェイクから挨拶が始まって、最後のソヌに辿り着く頃にはもう感極まってて、みんなで「ウルジマ~!」をする流れ、いつまでも大好き。一番涙もろい子が公式順で上手端にいるせいで、エナプのイベントはいつも誰かが泣いちゃってそれを慰めて、みんな最後は照れ笑いになるので可愛い。そんなソヌが「7人でデビューできて本当に良かった」と言ったのは、本当に良かったね。
7人でデビューすることが決まった2020年の9月18日、それから2年後の同じ日のコンサート。意味が乗りすぎていて「さぁ泣け!」と言われているようだけど、まぁあっけなく、思惑通りに泣きました。だってあの空だった観客席が今は満席でその中に自分もいるんだもん、まだ好きで、夢の続きをまだ一緒に見てるって凄いことではないですか。
ヒスンさんのことを言うと、2日間本当に幸せそうで楽しそうで、目に涙が溜まっても溢さずに最後まで歌いきってた姿が印象的でした。多分最初に、人生で一番情緒不安定だったろう姿を見ているから、この人はこの先この過酷な世界で生きていけるのかなと心配していたこともあったけれど、自分の好きを曲げずに上手く苦手なことを回避するくらいには図太くなって、傷つきやすいから傷つく前に籠もりがちで、ずっと一生懸命ぐるぐるしてて、そういうところが好きだなと思います。ヒスンは自分の夢に真摯で、自分のことを大事にしているところが良いよね。このままずっとステージがヒスンの夢の場所であると良いなぁ、そうしたら私もずっと観に来れる。笑 彼はインタビューのたびに「ずっと幸せに音楽をやる」と言うけれど、私もずっとと言いたくなるよ。いろんな場所に連れてきてくれてありがとう。
まだまだツアーは続くけれど、どうか全公演無事に、楽しい時間になりますように!Twitterなどでは予告してましたが、私は少しだけ休みます。でも落ち着いたらまた戻ってくるので、その時が楽しみだな。
▼渡韓中のTweetはこちらにまとめてあります
▼プレイリスト🍎