#2はこちら
#3です。散々前置きしてきましたが、ようやく出国。
2020年1月ぶりの成田空港
羽田空港は今もそこそこ賑わっているので完全に油断していたが、成田は閑散としていてドキリとした。つい一週間前のGWは賑わっていたのかな。*1
成田まではリムジンバス派。銀座から乗りがち。なぜなら、東京駅が大の苦手だからです。
電車の混んでいない時間帯に移動を済ませたので、あとはラウンジに入りひたすらお仕事。IASSラウンジ、噂には聞いていたけど本当に小さくてびっくりしてしまった。1人でドリンクを飲みながら黙々と仕事をする分には大変ありがたいけど、誰かと一緒の場合はどこかでご飯でも食べていたほうが楽しいですね。(ドリンクバーのみでフード提供が無いので)
急遽のミーティングが入ってしまい、ラウンジ内では声が出せないので人気のないベンチを探すも、こんなに人の気配が薄く感じるのにそういうところにはしっかりと誰かが座ってる。仕方なく、閉じている飲食店の入り口にある食品サンプルが飾られたカウンターで立ったまま30分ミーティング。その状況がたまらなく可笑しかったです。出国前エリアの飲食店は、コンビニ、マック、スタバ含めて6~7店舗ほどしか開いていなかった。
19:00になったので、カウンターへ。フライトは22:30なので普段の感覚で言うと早すぎるのだが、今は手続きに時間がかかるため「最低でも3時間前に来てください」というアナウンスなのである。
オンラインチェックインは済ませていたものの、1時間弱は並んだ気がする。列の入り口でワクチン接種証明のチェックがあり、それ以降は通常の出国手続き。並んでいる列のすぐ隣で、おそらく中東からの人とスタッフが結構大きな声で口論しており「そんなの気付かないよ!」「でもサイトにきちんと明記していますから」のやりとりを耳にして、勝手にヒヤッとする。この時期の海外渡航は、空港に着いたものの書類不備で出国できなかったという話をよくネットで目にしていたので、自分の準備は入念にやっていたものの、確かに政府や航空会社のサイトの言い回しって分かりづらいのだよな。旅行会社サイトや一般の投稿などを何重にも確認して準備をする必要があるので、言語が違ったり渡航経験が少ないと盲点がそこらにあるだろうなと思う。
カウンターで「出国後エリアはこの時間一部の免税店以外はクローズしてます」とのことだったので、小腹を満たしにセブンへ。どうせ乗ってから2〜3時間で機内食が出るのだろうな〜と思いつつも、朝からなにも食べて無かったので軽く入れておく。コンビニって本当にありがたいね。(海外に行く前後の感慨あるある!)
無事に手荷物検査も終えて中へ。懐かしさが一気にブワッと込み上げてきた。ここに来たいって2年間焦がれてた気がする。
もちろんなにかを買ったりはしないんだけど、懐かしすぎてしばらくウロウロしてました。『鬼滅の刃』グッズがたくさんあった。いまは海外ウケもそれなんだ?
そうそう、ユーロへの両替は出国前にしました。自宅の引き出しに旅行で余った外貨を小分けにし保存してるのだが、ユーロはあいにく空だった。ということは、前回2018年の北欧周遊で使いきったのでしょうね。*2旅行中の財布はいつも小さい封筒やファスナーケース。余った現金はこれに入れてそのまま保存するのです。便利でしょう。
無事に出国できて本当に良かった。それでは、いってきまーす!
星空きらめくエミレーツ

初めての航空会社の便に搭乗するのは、初めての国を訪れるのと同じくらいにワクワクする。今回はエミレーツも中東も初めての体験なので、ワクワク感増し増しである。
エミレーツ名物の天井星空マッピング。機内も良い香りで、久々の長時間フライトに少し憂鬱になっていた気持ちが凪いでいく。*3
アメニティも頂きました。消毒液、マスク、靴下、歯ブラシ、アイマスク、そしてポーチ。先に言うと推したちも今回エミレーツ利用で、ビジネスクラスとは勿論アメニティの内容違うんですが、ジョンウォンがドイツ到着時にここで配られた青マスクを付けていてニコニコしちゃった。
機内の埋まり具合は6〜7割ほど?ドバイ行きなのでまぁまぁ多いと思う。復路の日本行きは3〜4割ぐらいのガラガラ具合でした。
この出発前の空気、感慨深くなってしまって飛び立つ瞬間ずっと様子を眺めてた。滑走路のライト、こんなにキラキラしてたかな?綺麗だなぁとぼーっと眺めてても飽きなかった。
エミレーツのなにが凄いってエンタメの充実っぷりですね。これでもか!という作品数。しかもハリーポッターシリーズが全作品あったり、MCU、スパイダーマン、その他定番作品が全て押さえられているようなイメージ。日本語吹き替え作品も多々。こういうときに新しい作品を観れば良いのに、ついつい何度も観てる作品を見返してしまう。今回はアベンジャーズエンドゲームとクレイジーリッチをずっと流してました。人生で何回観るんだ...。
機内持ち込みの水モノたち、こんな感じ。適当に持ってきすぎて写すものじゃないですね。100ml未満の水分しか機内には持ち込めないので、目薬と歯磨き粉と、あとは化粧水や保湿グッズをパウチで少々。
この備え付けの保湿クリームが凄く良い香りだった。エミレーツ、細部まで素敵で今回で一気に好きになりました。
ついつい撮ってしまう機内食。移動するだけだし、食べたら浮腫むしで副菜とデザート中心に半分ほど頂く。でも出されたらつい手をつけちゃうの不思議だ...アルコールを控えてた時期だったので飲み物はひたすらオレンジジュースです。
成田から11時間。黄金の街が見えてきました。
ドバイ国際空港・ラウンジホッピング
現地時間 朝4:00到着。気温25℃。近場の乗り継ぎカウンターの混雑と、この時間ゆえか中間にあるカウンターがことごとく開いておらずコンコースAの端から端まで歩かされる事態発生でめちゃくちゃ汗だくに...!ターミナル3の広さを知ってる方はこの辛さに共感してください。
無事に乗り継ぎの手荷物検査も終わり、約3時間の自由時間。今回経由地にドバイを選んだのは、少ない旅程で乗り継ぎもしっかり楽しみたかったから!
まずはコンコースBに移動して、穴場として人気の通称「at B」ラウンジへ。
入口でプライオリティ・パスカードと航空券を提示するとそのまま入れます。このラウンジはお料理が充実してることで有名。ホテルの朝食のような品揃えなので、ちょっと時間は早いけどモーニングとして楽しみました。
ホットミールは勿論、冷菜の中にフムスもあるしフルーツやパンも沢山ある。
座席もゆったり。奥には寝そべっていられるソファーもありました。こことは別に、寝るためだけのスリープラウンジもあるのでもっと長時間の乗り継ぎの場合は使っても良いですね。
緑のしましまのピスタチオパンが可愛い。はぁ、海外にいるなぁ。
成田では殆どのお店が閉まっていたけど、こちらは24時間眠らない空港。朝5:00だろうがフルオープンしてる。それが嬉しくって、ついつい色んなショップを冷やかしてしまう。
胴体ポーチぬいぐるみ。中身空けるのつらくない?
このキャンディショップ、何だか妙にテンションが上がってしまいました。一つくらいなにか買ってくれば良かったかなぁ。
ヌテラカフェ!こんなのあるんだ。今思うと入りたかったよう。I Love nutella.
「ドバイ探し」も沢山しました。こういう典型的なお土産物って可愛い。
だれが買う?
このUAE🇦🇪バッグが一番可愛かった。ちょっと買おうか迷ったもん。笑 旅に出るとバッグか香水を買いがちな私。特に変なバッグに目がない。
スタバとマックはどこに行ってもついメニューをチェックしてしまう。この縞々のドリンク、フランクフルトでも同じようなのがあったけど、流行りかな?
段々夜が明けてきました。この頃には気温も30℃超え。十分に冷房を効かせているだろう空港内も、日差しが当たるところは暑さを感じる。
可愛い電話ボックスをぱしゃり。こんなところで、公衆電話を使う人がいるのだろうか?
ラクダちゃん。
うちのリーダーが「お土産にラクダのぬいぐるみを買った」という情報まで聞き及んでおりますが、絶対にこのあたりだと思うのだよな... 使っているターミナルも大体の動線も見るだろうショップも同じなので。
せ、石油王〜〜〜!きゃー!
まだ時間もあるので、搭乗口のあるコンコースAのラウンジへ。一番有名で、一番混んでいると聞くマルハバラウンジ。確かに納得の充実具合。
機内で飲む用にトニックウォーターを頂いておく。小さくて可愛いね。
さて。時間になったので、もう一度飛行機に乗ります。今度はドバイ→フランクフルトへ6時間!ここまで11時間乗ってきたことを考えると途端にへっちゃらな気がしてきますね。それにしても、20時間も移動に費やしているなんて、大学生の旅みたいである意味なんて贅沢な時間だったのだろう。
ちなみにドバイーフランクフルト間は行きも帰りも満席。明らかに乗客の顔ぶれも雰囲気も変わって、ここで一番「海外に来たんだなぁ」を感じたかもしれません。
乗ってすぐに出てきたラズベリーデニッシュ。これが一番美味しかったし、普段なら喜んで完食したいところなんだけど、体調を考えて1/3程度おやつ感覚で摘んで終えた。その後のランチ?は、牛肉の煮込みとマッシュポテト。この辺りで完全に「もう良いよ〜!」状態。乗客を寝かせるための機内食とは分かりつつ、この食事リズムのせいで時間感覚が狂うというのもありますよね。
そうこうして、ちょうどエンドゲームのラストに行き着く頃にフランクフルト空港に到着しました。そこそこポロポロ泣いてたのは秘密。こんなん何回観ても良いですからね。
着きましたよヒスンさん。このためにこの壁面があるかのように似合ってるね。
この日のフランクフルトは快晴。気持ちの良い風が吹いていた。20時間も飛行機に乗って歩いて移動して、ここまでやって来たはずなのに、なんだかずっとふわふわしてしまって不思議と感慨もないまま気づいたらフランクフルトに居た。
#3はここまで。つまり移動してるだけである。笑
ここからシャトルバスに乗ってホテルに向かいます。約50時間の現地滞在、怒涛に過ぎてしまった時間をできるだけ丁寧に書いていくので、またお付き合いください。
#1はこちら
旅中のTweetまとめはこちら
*1:海外の深夜の空港やショッピングセンターが好きで、人が消えた入れ物みたいな風景にロマンを感じるんだけど、それでも本来賑わっているべき時間に人がいない物悲しさは胸に来るものがあるなぁ。まだここはこんなにも失われてる。これから徐々に回復していくんでしょうけどね。
*2:どこのレートが良いとか色々あるけど、少額両替だと差額なんて微々たるものなのでいつも空港でやってしまいます。あまり必要ないだろうと思いつつも、1万円を替えて約70ユーロに。タクシーだけ現金を求められたな。
*3:翌日、金曜日に韓国を出発したメンバーが、同じく青い星空の写真をアップしたことで「同じルートでフランクフルトに向かってる…!」と震えることをこの時の私はまだ知らない。なんなら帰りの飛行機は完全に一緒だよ!*あの日の私に届かない叫び