エンタメ至上主義

迷ったら楽しいほうに舵を切る人生

Hello Lovely Morning

漫画『いつかティファニーで朝食を』の最終巻が発売しましたね。

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(結末は意外でしたが納得…!最終話のお店があそこなのはエモかったですね。)

東京に住む4人の女性を中心にした「朝食女子たち」の物語。作中に出てくる朝ごはんのお店は全て実在の店舗で、序盤は東京のお店が中心なものの中盤からは国内地方やNYなど広く様々なジャンルの朝ごはんが紹介されている。タイトル自体はオードリー・ヘップバーン主演の『ティファニーで朝食を』インスパイアだけど、作中の設定やノリは限りなく『Sex and the City』のオマージュ。東京版SATCともよく言われている。

私がこの漫画を読み始めたのは2014年頃(連載が始まったのは2012年)、東京住まいで丁度社会人1年目だった私は、作中で描かれている「朝食のために集う文化」に素直に影響され、たびたび紹介されているお店に足を運んだ。もともと中高生の時にSATCを観て、キャリーサマンサシャーロットミランダ4人のブランチシーンにずっと憧れを抱いていたので「がんばって早起きし友人たちと東京の街角で待ち合せして美味しい朝ごはんを食べている自分」というのは、子供のころの夢の一片が成就しているようで、単なる外食以上の幸福があります。

そして気付けば5年以上、月に1回程度のペースで朝ごはんの集いをしているので、都内でモーニングを提供しているお店にもだいぶ詳しくなってきました。(…とはいえ私は麻里子たちと違い多ジャンルのお店に行くわけではないので、実際に訪れているのはベーカリーやカフェが中心ですが。)その上で、つい先日Twitterで「外食費の抑え方」についてのマシュマロを頂いて下記のように返答をしたので、責任をもって具体例を挙げておこうかなと笑、今回の記事を書き始めました。

行ったことがあるお店の中でごく一部だけですが(東京マジで良いお店が多い)、気軽に行けるところばかりなので早起きができた日にはぜひ。 

 

 フルーツ系(朝からやってるフルーツパーラーはあまり無いのです)

・『果実園』(目黒/新宿/東京/吉祥寺/渋谷)*提供していない店舗もあると思う

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果実園はとにかく使い勝手がいい。主要駅に店舗を構え営業時間が長く(7:30~23:00まで)、モーニング提供価格も1,000円を切ってくるので「とりあえず果物」な日は行くことが多い。長年通ってますが、人気になってオペレーションが段々大変そうになってきているのを目にするもののまだまだ定期的に行きたい所存です。

・『フルーツパーラーシシド』(下高井戸)

f:id:caiconic:20191021000016p:plainf:id:caiconic:20191021000051p:plain「秋元康が大絶賛するフルーツサンド」という、消費者に響くんだか響かないんだかわからない通り名があるお店。(雑誌で都内の手土産ベストワンに選んだことがあるらしい。)味はとっても美味しいです!店内もいいけど、テイクアウトが充実しているのでここで買ってどこかで珈琲でも仕入れて公園で食べたりするのが良いんじゃないかな。

 

ゆったりとカフェ・レストラン系

・『Furutoshi』(銀座)

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選べるメインに、前菜とスープとドリンクはブッフェ形式で自由に食べられる。一番有名なのはこのオープンフルーツサンド。最近Instagramで「#銀座モーニング」で検索するとこの写真が表示される割合が高いです。超有名店『365日』監修のパンを使用しているのでそれだけでも食べに行く価値があると思う。ホテルの中にあって宿泊者の朝食提供場所でもあるので、予約なしで行くのは無謀すぎるので絶対に事前予約してくれ。

 

・『ローズベーカリー』(銀座)

f:id:caiconic:20191020215031p:plainf:id:caiconic:20191020215054p:plain「フルイングリッシュブレックファスト」。これは一番盛り盛りなメニューなので、パン、オムレツ、フルーツ、グラノーラ、ジュース、ホッとドリンクが付いてくる豪華仕様ですが、もっと少量で軽いメニューも勿論あります。この内容で1,000円台に収まるのはコスパが良すぎてビビります。しかしこの超コスパこそモーニングの魅力。予約ができない人気店なので9:00の開店直後に行くと良いかも。

 

・『ラデュレ』(青山)

f:id:caiconic:20191020215826p:plainf:id:caiconic:20191020215923p:plainなんなら今朝行ったばかりである。最高でした。ラデュレの日本初の路面店である青山店で提供が始まったモーニングメニュー。朝イチの三段トレイのかわいさ、破壊力、凄まじい…!そして空いてる。ラデュレなのに空いてる…!!!普段混雑していることが多いラデュレで店内を独り占めできる状況はなかなか無いのでそういう意味でもおすすめです。

 

朝ごはんの大本命、ベーカリー

・ル・パン・コティディアン(初台/六本木/芝公園/表参道/たまプラ)f:id:caiconic:20191020223617p:plain

ルパンは休日ではなく、平日1時間早起きして1時間だけ友人とサッとモーニング~そのまま出社、みたいな使い方をすることが多いですね。芝公園店が一番有名だと思うけど(『いつか~』にも登場する)私はミッドタウンを利用することが多い。比較的空いてる&利用者の8割が外国人ビジネスマンなので、なんだか「めちゃくちゃ意識が高い風」の朝を迎えられる。笑f:id:caiconic:20191020224557p:plain

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ルパンのモーニングでは「ジャムバー」があって自由に取れるのですが、私ここのホワイトチョコのスプレッドが大好きで…!いつも罪悪感にまみれながらたっぷりと取ってしまう。(まぁ朝だから良いのです。)

 

・「サンデーベイクショップ」(初台)f:id:caiconic:20191020224952p:plain(水)(金)(日)のみOPENする初台のお菓子屋さん。ここの焼き菓子は本当においしい!イートインスペースが僅かしかないので、イートインは狙わずにテイクアウトしてどこかで食べるのが良いのかなーと思います。私はすぐ近くの『新国立劇場』で舞台を観るときは必ず寄って、観劇前後で当分補給をしたりする。商品ラインナップは日ごと時間帯ごとに変わるのでその日あるものを楽しむ気持ちでぜひ。

 

・『PAUL』(四ツ谷/品川/神楽坂/六本木/新宿…など)f:id:caiconic:20191020230358p:plainPAULに対してどこにでもあるイメージを抱いてたんだけど、都内に12店舗しかないのは意外に少ない。単に私の生活導線上に多数存在するだけか…。PAULも使い勝手が本当に良いです。駅そばにあるしサッと食べられる丁度良い量なので、たまーに一人でゆっくりしたい時に行くこともあります。店内の作りもゆったりしているので、のんびりするにはちょうど良い。四ツ谷や新宿店は友人と会うときのお互いの中間地点としてよく利用することが多いです。

 

…ひとまずこんなところで。都内だけでも素敵なお店が数えきれないほど沢山あるのに、これって全世界共通の文化なので地方や海外にも無限にあるのだよな…と考えると趣味として深すぎます。(実際に地方出張や海外旅行のときはよく朝ごはんのお店を探してて、昼を抜いて朝と夜にがっつり食べることが多々あります。笑)

あと途中でも少しだけ触れましたが、社会人になると勤務体系の違いでどうしても時間が合わない友人が出てくると思うのだけど、「平日夜も休日も空いている時間が合わないのであればいっそ朝は?!」というのは意外に有効な手だったりするんですよね。そうまでして会わなくても…と思うかもしれないけど、人間関係って脆いので(というかストップしてしまうと再始動が難しいので)、30分でも1時間でも小まめに時間を見つけて会って他愛もない話をする時間って結構大切だよね。…と思います。

その他、休日に早起きすると世の中の人と活動時間がずれるので1日通して空いている時間帯に当たりやすく快適、とか、天気のいい朝にテラス席で飲む熱々のコーヒーマジ最高!とか、色々と魅力はあるのですが、その辺りは全て『いつかティファニーで朝食を』の中に非常にわかりやすくまとめられているのでとりあえず読んでください。笑

早起きも案外できるもんだよ。というか「できたこと」で朝から自己肯定感MAXで1日を始められて1日中気持ちいいので、最近ダウナー気味の人にこそカンフル剤としておすすめするよ。