はろはろ、私です。少しお久しぶりになってしまった。皆様お元気でしょうか?
本当は先週末からずっと別の記事を書いていたんですが、なかなかに進まなくて…。普段文章を書くとき、事前に構成を決めたりせず「まぁこの部分を書けたらいいや」と主張したいことを頭の中に思い浮かべてそこに向かう形でスタートし、書ききった後はむりやりまとめる…というかなり強引な方法で書き上げております。だから、旅行に行った直後や作品を観た後など興奮して気分が盛り上がっている状態で書くのが一番早く終わるんですよね。冷静でいると良くない。結果、下書きに10いくつ記事が転がっている。いつかはみんなアップできるんだろうか…こうご期待。(自分に…)
さて、表題。
先月末のことですが、ちょいと東京郊外におでかけをしてきました。TwitterかInstagramをフォローして頂いている方には周知の事実かもしれませんが、私、常人の倍ぐらい食べることが好きです。美味しいお店を探すのが好きだし人を連れて行くのが好きです。それと同じくらいに「かわいいお店」も好き。インスタ映えなんて言葉が世に馴染む前から素敵なお店をネット検索で見つけては、そこに出かけることが趣味のひとつです。
都内の有名なかわいく美味しいお店、結構回ってるんじゃないかなーと思うけれど、Instagramが誕生してから、情報のリサーチ・認知って容易になりすぎてしまって、食べログ3.4以上のお店って本当に異常に混んでるんですよ…。もちろん行列に挑む日もあるし曜日と時間帯を選べばかしこくゆっくりと楽しめるんだけど、土日だろうと真っ昼間だろうと、素敵なお店で時間を贅沢に使ってすばらしいひと時を過ごしたい…!私は非常にわがままで、かつ自分の欲望は絶対に適える人間なので、ある一つの方法に思い至りました。
東京郊外で、お気に入りのお店を探す………!!!!!
そう、待ち時間が数十分、数時間、行列に追われて店員さんはバタバタ…なんてのは人口密集地の話なんです。東京23区内で遊ぶから良くない。電車に乗って1時間ちょっと、ちょっと故郷に近しい匂いのする(要は草とか田んぼとか)場所に行けば良いじゃない…!
似たような経験がある方いるもですが、大都市以外で国内旅行をするとき、車でしか行けないようなちょっと不便な場所に、物凄くこだわりがある内装の物凄く美味しい料理を提供する名店、結構あるんですよね。うぅ…また来たい!でも気軽には来られない!というあの感覚。それをもっとお手軽に、がんばれば年に数回は訪れられる気軽さを持って体験する。日帰りお出かけグルメ、良いもんです。
さて今回の行き先は、東京・八王子。新宿からJR中央線に乗って約40分、片道480円。京王線だと約52分、360円。イメージよりだいぶ近い、タッキー様の生まれ故郷八王子。
八王子駅からバスに乗り込み約20分(このバスがまた、一時間に2,3本ペースなんだ)、訪れたのは『パぺルブルグ』。通称:魔女の館。入口の上にほうきで飛んでるの、わかります?
ちょっと日本にいるとは思えないお店構え。もし偶然この辺りをドライブしていてこのお店を見つけてしまったら、「えっ、なになにあそこ?」ってテンション上がるだろうなー。
私、こういう中に入っても絶対に自分の想像を超えてくるであろう素敵なお店を発見した時、扉を開く手がリアルに震えてしまう。どきどきとワクワクで。入ってしまうのが勿体ない!とも思う。できるだけゆっくり時間をかけて、細部まで目をやって、やっと足を踏み入れる。
…ね、店内もいいでしょう?良いお店ってお店構えでわかるし、細部までこだわりがある店主が美味しくないものを出すわけがないんだよなぁ。
ご飯もゆっくり楽しみました。この日のランチメニューから2品頼んで3人でシェアして。分けやすいピザパイとパスタ!
ピザパイがもう絶品。サクサクで柔らかくて、手で持ち上げると簡単に崩れちゃうほど。でも温かいうちに食べたいから、ハフハフしながら食べたよ。バジルソースがたっぷりなのが嬉しい。これ家でも作りたいなぁ。そしてバジルを育ててそれからソースを作りたいな。(これ、この場で友人に言ったら、「バジルとかミントを育てているなっちゃんは、キャラクター性に合ってるようで合ってないから止めてほしい」と止められた…物凄く感覚的な見解だが、確かにわかる。私、バジル育てなさそう!笑)
そして、お待ちかねのデザートタイムです。はい、ばーん!
いやぁ……、可愛かろ?ため息が出てしまうね。あまおうパフェが素敵な見た目だということはリサーチの段階でわかっていたんだけれど、実際に目にするとまた一層うっとり。そして苺のババロアもチーズケーキもこの可憐さ。フォークやスプーンを入れてこの世界を壊すのが憚られるほどの完成度。分かりにくいかもですが、パフェの受け皿として写真の額縁を使用してるんですよ。このお店はドイツの古城をイメージしているそうだけれど、まるでその時代のアンティークの食器のよう。このアイデアに拍手です。
「インスタ映えw」だと、見た目が良い食べ物を笑う傾向も今の世の中に在るとは思うのですが、そもそも何百年、何千年も前から、見た目のきれいさというのは食の一つの楽しみであったわけで、美しい食べ物は美味しいわけなので。「ユニコーン○○」のような、いや珍しい色で着色しただけでそもそもそれは美しいの?みたいな流行り物は私は食べないのだけれど、そういった類のものと、本来の意味で美しく素敵な見た目に作ってくれたメニューを一緒にしちゃいけないよね。自分もつい使ってしまう時があるけれど、あんまり「映え!」って言いたくないよね。なるべく沢山の言葉で、世の中の素晴らしいものたちを味わいたいなぁ、と思います。季節や色や、形や匂い、その全てで。
1時間半かけて行って、2時間ほど滞在して、また1時間半かけて帰って。帰りのバスは、目に見える理由もないまま15分遅れた。あ、ここ東京じゃないわ、と思った。地理的には東京都だけど、喧噪からも忙しなさからも離れている。時間の流れがゆっくりだ。休日だからこその1日ですね。
こんな遊びもたまには良いでしょう?月に1回ぐらい、したいよね。同じシリーズで、調布にお気に入りのレストランがありまして早くここのメニューを制覇したいので、「調布?全然行くよ!」な方を連れていきたい。(どうでもいいが、そのお店に行くたびに「調布飛行場が近いな…」と『アンナチュラル』の第6話を思い出す。たのしそうにアクセルを踏み込む木林南雲が好きなのだ。)
あと、ご夫婦2人でやっている洋館カフェがあって、来月そこに紅茶を頂きに行く予定です。なにもなく過ごしていたらおそらく一生行かないであろう駅に降り立ちます…!その時はまた書きますね。
もうすぐ週末。そして 連休だね。みなさんどこに行くのかな。