エンタメ至上主義

こんなはずじゃなかったけど、歳を取るほど人生が楽しい。

きみと生きる物語 コードギアス・ルルーシュ編との12年間

 ※この記事には、2019年2月9日公開の映画『コードギアス 復活のルルーシュ』のネタバレを含みます。また、TVシリーズの『コードギアス反逆のルルーシュ』の結末などにも触れますので、未視聴の方は閲覧前にご一考ください。

(この作品は何も知らずに展開にハラハラしながら視聴した方が絶対に楽しく、また記憶に刻み込まれる体験となるはずですので...)

また、ここに書くのはあくまで私個人の主観で見たルルーシュ編について、です。超個人的な感情を綴りますので、ご容赦ください。

 

 

まず最初に。

2019年2月9日は私にとって特別な日になりました。

15歳の時に始まり17歳でその結末を観た、人生で一番好きなアニメーション作品の10年ぶりの新作公開の日。あの日からの続きの物語をこの目で観ることができて、かつ、端的に言うとそれは「私たちが待ち望んでいた回答」だったのだと思います。

私、この日味わった震えを多分一生忘れません。

 

f:id:caiconic:20190211153059p:plain

 

■『コードギアス 反逆のルルーシュと』は

今さらあらすじ紹介も必要ないだろうとは思いますが…詳しいあらすじはGo To Wikipedia先生。

ja.wikipedia.org

『コードギアス 反逆のルルーシュ』は、他人に命令を強制できる力(ギアス)を手に入れた一人の少年が、その天性の戦略頭脳と父と祖国への復讐心を持って、反逆を起こす物語。

テロリストグループのカリスマ的指導者となり、異母兄妹を殺し多くの血を流し、親友と憎しみあい、数え切れないほどの嘘をつきながら、自分が望む明日を目指します。

戦いの最中、さまざまな真実に気づいたルルーシュは、あまりに争いに満ちた現実の中で「平和な世界」を目指すようになる。

そのために、かつてお互いを殺したいほどに憎んだ親友と、自分に能力を授けた少女とともに最後の大嘘「ゼロレクイエム」を世界に仕掛けます。

この作品のTVシリーズラストは、戦争を制し世界の独裁者となった主人公が、かつての自分、「黒の騎士団」のゼロに扮した親友に刺され死亡する衝撃的な展開で幕を閉じます。

一人の男は命を捨て、一人の男は名前を捨てて、世界中のすべての憎しみをその場所に集めてそして昇華させる。そうして世界に平和をもたらした。

 

改めて考えると、日曜17:00にやる内容じゃないですね。笑 

新作のパンフレットでも、谷口監督が「今のお客さんは、TVアニメにこんな濃いものは求めていない」と仰っているので、本当に2000年代後半のあのタイミング、あの時代感の中で生まれた大作ストーリーなのだと思います。

 

■ラストの解釈は大きく分けて2通り

TVシリーズのラスト展開は前述の通り、悪逆皇帝ルルーシュのセンセーショナルな死になりますが、ラストシーンでは、世界のどこかを旅しているC.C.の姿で幕を閉じます。

 

f:id:caiconic:20190211153139p:plain

この時、最後のシーンでC.C.が「なぁ、ルルーシュ」と目線を上げて呼びかけた事で、①ルルーシュ死亡説と②生存説の2通りの解釈が生まれます。

 

生存説の説明はこちらのブログが詳しいので、生存しているという説に至る理由をご存知ない方は是非ご一読下さい。

dokanblog.blog107.fc2.com

というか、私当時もこのブログを読んでコード継承や各話の設定や演出に仕掛けられている仕掛けを理解したのだけど(高校生には難しかったよ当時は…)、まだページが存在していてめちゃくちゃ感動しました。残して下さった管理人様、ありがとう。

 

こちらを読んでしまうと、正直初期の初期から散りばめられている設定や、そもそものルルーシュ・ランペルージという名前、さらには本編終了後の版権絵やイベントでのキャストのエピソードなどを考えると、どう考えても②では…?と、わたしは一貫して生存説派なのですが。

 

f:id:caiconic:20190211153227p:plain 

当時こんな版権絵も出ておりますし…TVシリーズのどの時間軸にもないシーン。劇中には登場しない衣装で、どこかのだかな場所に2人で居るルルーシュとC.C...。

 

ただ、コードギアスのスタッフは世界一優しい人たちなので、「どのような解釈をして、どんな風にこの作品を楽しんでも良いよ」とあのラストを用意してくれたんだと思っています。

あのラストにしたからこそ、ファンは放送終了後の10年間ずっと色んな希望を持ちながら、そして議論を深めながら、この作品を愛し続けてきたんです。

 

■これまでの10年間のコードギアス

せっかくなので…

・「コードギアス 反逆のルルーシュ」(1期:2006年10月-2007年7月)

・「コードギアス 反逆のルルーシュR2」(2期:2008年4月-9月)

以上がTVシリーズ全50話。この他にも小説版やら漫画やらのメディアミックスがありますが、下記にて映像ものだけご紹介。

・「ナナリーinワンダーランド」(2012年7月27日発売OVA)

・第1章「亡国のアキト 翼竜は舞い降りた」(2012年8月4日公開)

・第2章「亡国のアキト 引き裂かれし翼竜」(2013年9月14日公開)

・第3章「亡国のアキト 輝くもの天より堕つ」 (2015年5月2日公開)

・第4章「亡国のアキト 憎しみの記憶から」(2015年7月4日公開)

・最終章「亡国のアキト 愛シキモノタチヘ」(2016年2月6日公開)

→よく、ギアスを好きだけど全ては追っていない…という方に「『亡国のアキト』って観た方が良いの?」と聞かれることがあるのですが、個人的な回答としては、ルルーシュ編には特に観なくても影響はないです。これは、アキトとレイラ、そしてE.U.の物語なので。

ただ実は、第3章で1期とR2の間のルルーシュとスザクの姿が観られるので、ルルーシュ編が恋しくてたまらなかった私にはとってもご褒美でした。ランスロットの戦闘シーンもあるよ。アキトはバトルシーンが全てと言っていいほどに、戦闘が滅茶苦茶格好良いのです。

 

コードギアス反逆のルルーシュ 劇場版3部作

・「コードギアス 反逆のルルーシュI 興道(こうどう)」(2017年10月21日より上映)

・「コードギアス 反逆のルルーシュII 叛道(はんどう)」(2018年2月10日より上映)

・「コードギアス 反逆のルルーシュIII 皇道(おうどう」(2018年5月26日より上映)

→TVシリーズで一度完結した物語を再編集、音声もすべて再収録!という狂気の沙汰…こちらが発表された時の福山さんや櫻井さんが戸惑っている雰囲気のインタビュー、大好きです。笑

ただ、TVシリーズを当時観ていて、なんとなく蛇足だなと感じていたエピソードなどがバッサリとカットされ、非常に分かりやすく、新規でコードギアスに触れる方にとって最高に親切な、新しいルルーシュ編になっています。なんたって6時間で観られますし…!

そして劇場版3部作の一番の改変点。ここが明確にTVシリーズと、この劇場版プロジェクトは違う分岐をたどった歴史であり、別の作品であるということを強調してくれます。

TVシリーズR2 TURN13で死亡したシャーリーが、この劇場版では最後まで生存しています。そして彼女の手を借りて、C.C.はルルーシュ復活への希望を掴むのです。

 

■やっと言えます「復活」のストーリー

あーーーーーもう、やっと言える!前置きたるや!

そもそもタイトルからして物凄く意識的なネタバレというか、「おい貴様たち、遂にこのネタに触れてしまうぞ?貴様らが10年間何遍も楽しんできたこの議論に一つの回答を突きつけるぞ?」という盛大な煽りを感じるのですが…

 

『復活のルルーシュ』で描かれるのは、②のルルーシュ生存説。「ゼロレクイエム」後の世界で、肉体と魂の復活を果たしてしまったルルーシュの姿です。

 

まぁそうなるためには、V.V.系統のコードを父親シャルルから受け継いでしまってC.C.と同じく不老不死の身になることがほぼマスト条件なのですが…

映画作中で、コード継承のことがあまりにも自然な流れでさらっと言われてしまって驚いた。「貴様ら当然知ってるから良いよな?」くらいのテンションで…。

いやそれは当然こっちは存じているわけですが、当時さらっとこの作品を観ていて、劇場版3部作を観ずに10年ぶりの新作だから今作を観に来る方や、なんだったら最近コードギアスに触れたという方も当然いるわけで、その方たちに「なんかギアス唐突なこと言いだした…これまでの流れが台無しでは…?」とは絶対に思われたくなくて。作品の感じ方は勿論自由なのですが、そこに至るには理由があるよ、というのをとにかく伝えたくて。

とりあえず当時から言われていたこの生存説についてを知って欲しくて、このブログを書いているのです私は。

 

ついでに言ってしまうと、昨年12/26に行われた上映イベントで登壇したコウジロウpが、「(TVシリーズ2期の)R2の意味は、ルート2という意味」と仰っていたのと今回のパンフの谷口監督のインタビューで、

■ルルーシュ生存・L.L.化=ルート1 当初の予定ではこちらのストーリーにしようとしていた

■生存・死亡のどちらとも取れるエンド=ルート 2 1期の深夜枠→2期の日曜5時枠に移動したことで視聴者層が広がったことや様々な兼ね合いを考え、こちらの結末にした

ということが分かりました。

 

ただ、私はこの作品の辿った12年という年月を愛しているので、結果的なその選択と、今新しく当時は選ばなかった選択肢・ルート1を観せてくれるということ、そしてそれでも「TVシリーズはあれで完結している」と言う谷口監督やスタッフの皆様の言葉。

あくまでどんな解釈だって許される、許してくれるこの作品の懐の深さを「大好きだ」と思ってしまうのです。

『復活』を観て、それでも腑に落ちない方もいると思うんです。そういう方は、観なかったことにだってして良い。どちらの展開だって、未来だって、変わらずに許されていると思います。

 

ただ、『復活』作中で何度も登場する「心残り」という言葉。「心残りは残さない方が良い」というメッセージ。

この作品は、スタッフの方々にとっての一つの心残りの精算でもあるのだと思ってます。選べなかった未来の話。私たち視聴者への、ものすごく真摯な10年越しのもう一つの物語への回答。

 

放送終了後も作品支持がこれだけ長く続いて、結果的にこのタイミングでこの新作を作れるというキセキが起きたこと。

この作品を取り巻く、愛情や幸運なのかな?、私はまとめて「祝福」と呼びたいのですが、そういったものにひたすらに感謝をしております。

 

■コードギアスキャラにとっての「心残り」とは?

『復活』までの物語は、C.C.の想いにより始まります。ルルーシュのコード継承の可能性を唯一知っていた彼女。シャーリー、ジェレミア、アーニャの助けを借りてルルーシュの肉体を得た後は、たった一人で世界中の遺跡を旅し、赤子みたいなルルーシュを守りながら、希望とその分だけの絶望を味わい続ける日々。

『復活』はゼロレクイエムから1年後の話だというのは当初から発表されていたので、「正直ちょっと早すぎるのでは…?」なんて思ったりもしていたのですが、あの状態のルルーシュを冒頭20分ほど見せつけられてしまうと、本当にC.C.はよく頑張ったな…と泣いてしまいました。

単純にあの状態の人間のお世話をするのってめちゃくちゃ辛いと思うのに加え、愛した男の肉体で、プライド高いルルーシュが絶対に見られたくない、こんなものは俺じゃないと思うであろう状態をずっと見続けるんですよ。

その度にきっと、会いたい、取り戻したいという思念は深まったのだろうな。

彼女にはまだ心残りなんてものはない。あるのはようやく芽生えた、どうしても叶えたい願いのみ。

C.C.もまた、想いによって明日を変えたわけですよね。ルルーシュと同じように。

 

C.C.以外のキャラクターにとっては、ルルーシュともう一度話がしたい、もしくはせめて謝りたいということが心残りの出来事でしょう。

死んだ人とどうしてもできないことって「話をすること」なんですよね。気持ちを交わすこと、分かってもらうこと、分かってあげること。

私のこの10年の妄想では(笑)、密かに生存したルルーシュはC.C.と一緒にいながら、それ以外には誰にも生を告げず、影でひそかに自分が残した者たちの一生、そして世界の行く末を見守っているんだろうな、と思っていたのです。

 

ただ今回の作中で、スザクにタコ殴りにされるルルーシュを観て。

泣いて抱きつくカレンをみて、コーネリアと対峙する場面をみて、扇の謝罪を見て、ナナリーに許してもらえるルルーシュを見て。

それぞれの心残りが解消されていく姿に、「あぁ、こんな未来が見られてよかったな」と思いました。言いたいことを言い合える、嘘も遠慮もない世界。雪解けってこういうことをいうのでしょうね。

 

さて、ルルーシュの心残りについて。

『コードギアス 反逆のルルーシュ』には一つ回収されていない大きな伏線があるのです。R2 TURN15、Cの世界で自分の存在を消滅させようとするC.C.に言った言葉「必ず俺が笑わせてやる」。

これが2人の約束で、劇場版3部『皇道』のラスト〜今作のプロモーション段階で繰り返されてきたC.C.の「私には約束があるからな」の言葉につながります。

ルルーシュがCの世界から現世に復活ができた理由、ずばりそのものは作中では描かれていないけれど、私はおそらくこの約束=自分自身の心残りに触れてしまったせいで、諦め悪く戻ってきてしまった=「お前が引き戻したくせに」に繋がるのだと思っております…

いや、そうでしょ?!ルルーシュちょっと!

 

今作のスタッフさんのインタビューなどを見ていると、しきりと「けじめ」というワードも登場するのですが、ファン側のこの長年の「いやゼロレクイエムは完遂したけれど、C.C.との約束まだ果たせてないですよね?」という気持ちへの最大のアンサーであるとともに、ルルーシュくんけじめつけられたね、やったね!という気持ちになります。

 

いやあの、すみません、感動しすぎて動揺しすぎて、「まぁ、この展開が見られるのだろうな」とはほぼ確信していたものの、実際に見せつけられた時の破壊力たるや凄まじく、もう恥ずかしいやら嬉しいやら本当に本当に良かった…という気持ちでいっぱいで。

茶化すより他ないのです…。笑  心がいっぱいだよもう。

 

ねぇ、やっと言えたね。良かったね。

 

 

■作中から、特に浮き立った場面を述べてもいいでしょうか。

お許しください。吐き出します。

 

・(ルルーシュのシェスタールに対する態度言動を見て)ブ、ブリタニア皇族〜!!!

いや君いくら自分が数千年の起源を持っていそうなブリタニア皇族だからって目覚めてから凄い勢いで人のこと見下すやん…こんなにヴィ・ブリタニア様なルルーシュ久しぶりで新鮮で、しゅき…

・復活後の最初のギアス。うんうん、やっぱそれだよね

・Cの世界はルルーシュに優しすぎ問題ですが、あれはあの中にユフィやロロがいて守ってくれてるという解釈でいいのですよねきっと…ほんの少しでもその中にシャルルやマリアンヌの想いもあれば良いな、と思ってしまいます。

・シュナイゼルお兄様がメガネをかけておられるカッ<●><●>

・R2迄では話したことがない組み合わせでの会話シーンがあるの、とっても良いよね。

→ギルフォードと玉城、カレンとロイド、シュナイゼルとラクシャータ などなど。あと黒の騎士団のそこそこなポジションに、ブリタニア貴族出身のジノがいるのも良いですね。

・ルルーシュにじっと見つめられたあとのカレンの泣き方。カレンは視聴者の気持ちの代弁者の一面があるので、あの感情ストレートな泣き方、グッときた。多分私も同じ顔をしたのでしょう。

・リヴァルが会長の仕事を手伝い出してて泣ける。GOGOリヴァル!

・シャーリーが笑ってて、この世界の幸福を感じます

・二人乗りKMF(月光影)きたー!!!

・乗り込む時に、自分が手を貸さずともさっさと動けるルルーシュを見て戻ってきたことを再認識するC.C.。よかったね…

・「キスが来るのかしら」と身構えてたら、銃口が向かってきました。C.C.のキスはいつだってルルーシュにとって流れを変えるカンフル剤だけど、キスなしでも立て直せるようになったところが成長ということかと思いました。あとここでキスをしてしまったらなんとなくだめですもんね、最後の流れ的に。

・あんなに苦労をして取り戻したのに、自分の願いより先に相手の気持ちを図ってしまって、傷つかないように動くC.C.はやはり最高に可愛いですよね。変わっていない。優しい女の子のまま。

・お互いそばにいたいだろうに見守りたいだろうに、線引きをして自立したルルーシュとナナリーは強いよね。それはマリアンヌの血なんだろうな。

・ルルーシュは相変わらず体力が無い(最高)

・この喧嘩を、心の底からもう一度見たかったのです私は

・プロポーズ大作戦

・キスでも抱擁でもそれ以外でもなく、戦場ではない場所で「手を繋ぐ」2人を見せてくれたこと、言葉にできないけれどここで一番嗚咽をこらえました。

 

とっくにお察しされているかもれないけれど、私にとって人生で一番好きなアニメーション作品はコードギアスですし、一番好きな関係性はルルーシュとC.C.なんです。もちろんキャラクターみんなが好きだけれど、この2人は特別。

共犯者であり、喧嘩相手であり、守りたい相手であり、お互いに嘘はいつの間にかなくなっていて。今までもこれからも、時に愛おしかったり疎ましかったり、母にも妹にも子供のようにも、唯一の異性にもなれるのでしょう。

この先だってずっとこの関係に名前はなくて良いと思います。

これから先の長い時間を、形を変えながら一緒に生きていくのでしょう。

 

王の力は、人を孤独に為るかもしれない。

でも、そうでないかもしれない。

 

 

f:id:caiconic:20190211153456p:plain

 

■私とコードギアス

私は、12年前は田舎に住む中学生だったんです。ある日深夜に始まった「キャラクター原案がCLAMPで画が綺麗で、めちゃくちゃ面白そうなアニメ」は放送地域じゃなかったから、テレビで観ることはできず。(地元は地上波が5つ分のチャンネルしかないのです…)

ただどうしても観たくて、当時のアニメ作品の配信サイトで、1話につき数百円を払って小さなガラケーの画面で何度も何度も繰り返し観た。

(まだ、youtubeもニコニコ動画もそれほど一般的でなく、何より我が家にはネット環境が無かったのだ)

 

当時はね、誰とも共有せず、一人で見つけて一人で楽しんで、「わたし滅茶苦茶凄い作品を好きになってしまってる」感を一人きりで噛み締めてた。

2期になると、日曜5時枠になって我が地域でも普通に放送されるようになりまして。

娯楽が少ないから、周りの子も観はじめるんだけど、なにせいきなり2期だから。笑

「あれはこういう話で、」というのを当時の拙いなりの説明で何度も披露した気がします。

地元の親友とも、コードギアスを通じて仲良くなったのです。きちんと全て観ているのがお互いだけだったから、最初は話したんじゃないかな?そうでなかったら、会話もせずに卒業してたかもしれないね。

 

大学進学で上京して、隠れオタクが沢山いるサークルだったので周りから「好きなアニメは?」と尋ねられる機会も多かったけど、必ず「コードギアス」と答えてました。

 

『某国のアキト』シリーズが始まった時は興奮したし、全5章(当初は4章予定でしたね、)すべてを劇場で観て、ここが良いとか悪いとか、年に1回のペースでギアス世界観に戻ってこれるのが嬉しかったなぁ。

 

そして2016年のキセキのアニバーサリー。

新作の制作発表。あれよあれよという間の劇場版3部作。構成が神ってる!!!ので、これを機に、コードギアスを通っていないおたく友達(意外といるのよね)を引っ張っていって3部全てを劇場で観せました。

 

そして今回の『復活』。

何度でも言います。

私たちはきっと、ずっとこの展開を観せてもらえるのを待ってたんです。

最速上映も初日舞台挨拶も新宿のバルト9で観ました。全ての始まり、シンジュク事変の聖地です。

もう本当におかしい。こんな日に、東京は雪まで降ってる。こんな日に降る白い雪はそれはそれは綺麗だった。

 

17歳からのこの10年、私のようなごく一般な人間なりに色々なことがあって、様々な経験や感情を味わって、多分いくつかの傷を負って生きてきた日々だけど、本当に今の私でこの結末を観ることができて良かった。

これまで生きてきて、本当に良かった。

本当のほんとうに、コードギアスを好きになって良かったです。

 

側から見たらただのエンターテイメントの一つに思われるかもしれないけれど、ファンにとってはそんなことはないんです。こんな気持ちを味わえて良かったです。

12年間ずっとありがとう。

これでも少し、復活上映前はいろんなことが怖かったんですが、もう何の恐怖もなく、これかたもずっと大好きですコードギアス。

 

 

this.kiji.is

最後に谷口監督は、本作を楽しみに待っていてくれた全てのファンに対して「これからのギアスを一緒に作り上げていく仲間だと思っています」と感謝の想いを述べる。

 

はい、もちろんですよ。監督。

これからもずっとよろしくお願いします。

 

 

この記事は、絶対にこの三連休の間に上げたかった。対して推敲もしていない、感情ばかりを書き出したこんなに長い文章をここまで読んで下さってありがとうございます。

この気持ちを、どうしても形に残しておきたかったんです。

数年後、数十年後の私がこれを見たら多分物凄く恥ずかしくて、もしかしたら恨まれるかもしれないけれど、人生でこんな時間もあったんだよ、と。

 

27歳の折にふれて。